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アウトドアでのゲリラ豪雨対策になるか? HAKUBAの「ドライクッションポーチ」を買ってみた

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先日、Amazonのタイムセールでハクバのドライクッションポーチ(M)を買いました。

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今年のCP+ハクバブースで見て、気になっていた完全防水のカメラ用ポーチです。

ハクバ/ドライクッションポーチ M

防水生地の210D TPUラミネートナイロンを表地に使ったカメラポーチです。インナーはクッション素材になっていて、カメラを収納した際の耐衝撃性を高めてあります。
当然ですが表地は水をかけても吸水することはありません(特に撥水加工されている訳ではないと思いますが)。

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取り出し口を広げるとこのような筒状の袋になっています。上部に折り込んだ跡が見えると思いますが、ジップなどのパッキンでなくこの部分を4回(2回転)ロールアップさせることで内部に水が入らないようにします。

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ロールアップ部分を折りたたんでいきます。この際、内部に空気が入りすぎると最後までロールアップできないので適度に空気を抜いておく必要があります。

最後にワンタッチバックルで両端を中央で止めれば防水完了。バックル部分にはプラスチックのDリングが付いています。

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防水性能はIPX4対応

ドライクッションポーチはIPX4(防沫形:あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない)の防水になっていて、一般的には生活防水と呼ばれるレベルながら、シャワーや豪雨を浴びるような状況からはカメラを守ってくれるそう(Amazonの製品ページを見ると沢登りなどにも推奨していますが、水圧のかかる“水没”に関してはNGだと思われます)。

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  • 安心の防水基準IPX4に合格
    • ドライクッションポーチは、国際防水保護規格IPX4に合格した安心の製品。IPX4は一般的に「生活防水」と表現されるが、短時間のシャワーで水がかかったり、水しぶきがかかるようなプールサイド等に置かれていても安心できる基準なので、屋外での撮影中のゲリラ豪雨であっても大切なカメラを守ることができる。
  • 沢登りなどのアウトドア環境でも安心
    • 渓流や滝を登るアウトドアスポーツ、沢登りのような過酷な環境でもドライクッションポーチは大活躍。また、急な山の天候変化で発生するスコールなどでリュックの中が水浸しの状態になっても、ドライクッションポーチの中のカメラは安心だ。

その他、CP+でハクバの方から聞いた話では、冬山など氷点下の気温で使った場合にも、固くなりにくい素材になっているようです。

ドライクッションポーチ Mのサイズ感は?

ドライクッションポーチは「S/M/L/W」の4サイズ展開となっています。各サイズの内寸と、公式サイトの収納カメラの目安は以下の通り。

S W110×H120×D110mm ミラーレスカメラもしくは一眼レフ用交換レンズ(例:SONY α6000+E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)
M W140×H145×D105mm 高級ミラーレスに最適なサイズ
L W165×H180×D130mm 一眼レフカメラ+レンズ(例:CANON EOS 5D Mark III+EF24-105mm F4L IS USM)
W W220×H220×D140mm レンズを装着したデジタル一眼レフカメラ1台と交換レンズ1本を収納可能

今回の購入時、MサイズにするかLサイズかでかなり迷いました。結論から言ってしまえば、標準ズームレンズを装着したEVF付きの中型ミラーレス機(OM-D、α7等)、小型の一眼レフ機(K-S2、K-70等)ならばMがジャストサイズ。それ以上のカメラ、又は長いレンズを装着する場合は、少々大きめになってもLサイズが無難だと思われます。

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SONY α7にフード逆付けの標準ズームレンズ(SEL2870)装着した場合は、この通りポーチの入り口を規定回数だけ折り込んでバックルを閉じることができます(Amazonのレビューによるとα7 II+SEL2470Zでも大丈夫なようです)。

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小型の一眼レフカメラも同様ですね。標準ズームレンを付けたEOS KissやD5000番台くらいまでならMサイズで丁度いいかと思います。

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しかしながら高倍率ズーム(M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO)を装着したE-M1 MarkIIとなると、レンズが長くなるため最後の1折りができなくなってしまいました。

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ボディサイズよりもレンズ装着時の最長辺の長さが重要で、150〜160mm位までが安全圏かもしれません(E-M1+M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROはセーフ)。

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今更ながらジャストサイズを狙わずに、望遠レンズを付けても使えるLサイズを買えば良かったかも?と少々後悔しています(笑) オリンパスのカメラは雨程度ならこの手のケースを使う必要がないので、私の場合はα7用になりそうです。

ちなみに、口を折り込む回数を減らすころで中身を広く使うことも可能ですが、防水効果は相当下がってしまうはず。この写真は2折(1回転)で閉じた状態ですが、保護材としてバッグインバッグ的に使う程度ならばアリかもしれません。

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あと、カメラを入れる向きですが、余裕のあるサイズならレンズ側を奥に入れても大丈夫ですが、ギリギリの場合はボディ側を奥にして突っ込むとスムーズに収納できます。

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Dリングでバックパックにぶら下げることも…

ドライクッションポーチの口部分にはDリングが付いているので、カラビナ等を使えばバックパックの外などに吊り下げることも可能です。

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ザックの中に空きスペースがない場合や、突然の雨に降られたとき、又は頻繁にカメラを取り出したい用途などには、このような携行方法も面白いかもしれません。

水道の水でドライクッションポーチの防水性能をチェック

ドライクッションポーチの口を規定回数折って閉じた状態で、水道の蛇口の下で水をたっぷり浴びせてみました。時間にして3分近く、瞬間的集中的に豪雨を浴びてしまったイメージでしょうか。

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さて、折りたたんでた口を開いていくと… おや? 結構水が入ってますね。開いていく際に水が布地を伝ってしまった可能性もありますが、思ったよりも入り口付近までびっしょりと濡れています。いいのかな?これで。

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さすがに中まで濡れてるということはありませんでしたが、表面を伝わった水が、口を開く際に少し内側に入ってしまいました。

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これだけで本製品の防水性能を判断することはできませんが、どうやら過信は禁物なようです。水没したら(強い水圧がかかったら)高確率で浸水すると思われますし、カヤックや沢登りで使う場合も、あくまで水飛沫よけぐらいに考えておくのが良さそうですね。

おまけ:JEEPノベルティの防水ポーチを貰ってしまった

先日参加してきた乗鞍新登山道整備2017。その際に記念品としてJEEPさんから、ハクバのカメラポーチと同じような防水ポーチを貰ってしまいました(笑)

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サイズはドライクッションポーチ Mより少しだけ小さい位ですが、インナーがクッション素材でないため、内容量は結構近い感じ。
こちらは元々口にナスカンが付いているので、カラビナを介さずにザックにぶら下げることができます。これはこれれで何かに使えそうな…?

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この手の防水ポーチですが、外からの水の他に臭いもシャットしてくれるので、テント泊などでのゴミ袋としても案外使えたりしないかな? …というか、すでにこのモンベルのガベッジバッグを使っていて、ゴミが増えたらザックの外に吊り下げられたりととても便利なので今回の記事の中では何よりもオススメのグッズがこれ(笑)