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八ヶ岳主峰・赤岳へ… 頂上手前で雲に追い抜かれつつも楽しい日帰り登山


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赤岳に日帰り登山してきました。実はこれまで八ヶ岳の主峰である赤岳には登った経験がありませんでした。なんとなく泊まりがけで行く山というイメージもあり、なかなか挑戦する機会がなかったというか、単に調べたことがなかったというか…。

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美濃戸口からは普通に日帰り圏内でした

しかし、今年に入って冬の八ヶ岳に行くようになり、よくよく調べてみると最もメジャーな登山口である美濃戸口から赤岳山頂までコースタイムで5時間程度。更に美濃戸口から林道を進んだ赤岳山荘/やまのこ村まで車で行ってしまえば、赤岳山頂まで4時間程度で登れてしまうことを知りました。
さすがに積雪期の赤岳に挑戦するのは気が引けて、気付いたらこの季節になってしまいましたが、これが初めての赤岳登山です。

台風5号が沖縄九州付近をスローペースで進む中、土日とも同じような予報が出ていたので、比較的午後の予報が安定していた日曜を選択。
夜中に東京の自宅を出発、4時半頃に赤岳山荘の駐車場へと車を停め、日の出と共にスタートしました。美濃戸口からの林道は積雪期でなければ四駆でなくとも行けますが、それなりの悪路なので気を付けて運転しましょう(林道は登山客も歩いています)。

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赤岳山荘の駐車場は1日1000円、夜中に到着した場合は決められた場所に車を停めておけば、明け方に山荘の方が駐車料金を徴収しにやってきます。

南沢ルートで真っ直ぐに赤岳を目指す

駐車場を出てすぐ美濃戸山荘の前を通り過ぎた所で、真っ直ぐ赤岳や阿弥陀岳方面へ向かう南沢ルートへ入ります。ちなみに北沢を進むと、赤岳鉱泉を経て硫黄岳やもちろん赤岳に向かうこともできます。まずは、行者小屋まで約2時間の沢沿いの林道歩き。緩い斜面と急登が交互に登場して、丁度良いウォーミングアップです。

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苔に覆われた大きな岩や深い緑の木々。そんな周りの光景に「八ヶ岳っぽいなぁ」と感じるのは、初めて登った八ヶ岳が同じ南八ヶ岳の権現岳、編笠山だったからでしょうか。

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木々の新芽や時折咲いている可憐な花に足を止めてみたりしつつ…

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1時間半程で正面の景色が開け、正面に横岳や目指す赤岳の姿が見えてきました。ここまで来れば行者小屋まではあとひと息。半年ぶりに見る赤岳はその赤褐色の山肌に多くの緑を纏い、積雪期とは全く違う雰囲気となっていました。

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行者小屋に到着。主峰赤岳の他、横岳、阿弥陀岳、中岳といった南八ヶ岳の山に囲まれた見晴らしの良い山小屋です。ここにテントを張ってこれらの山をぐるりと歩いてみるのも楽しそう。

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文三郎尾根から赤岳へ

午前中のうちにガスが出る予報も出ていましたし、晴れているうちに山頂に立ちたいと、最もコースタイムの短い文三郎尾根から赤岳山頂を目指します。

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ここからは急登になってグングン高度が上がります。すぐに行者小屋が小さくなります。

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横岳から硫黄岳方面。頑張れば日帰りでも、赤岳から硫黄岳まで縦走することもできるようですが、この日は午後から天気や崩れる予報もあったので「お天気がもっていたら横岳まで」という計画。いくつものピークが連続する横岳の稜線は、晴れていたらとても気持ちよさそうです。そう、このまま晴れていてくれたら…。

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逆方向を振り返ると阿弥陀岳、中岳もバッチリ。横岳方面も魅力的ですが、この阿弥陀岳からの赤岳も日帰りで楽しめそうなコースです。

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東京からのアクセスがよく日帰りもテント泊も可能で、高度感もバッチリな2000m台後半の山々。今更ながらに八ヶ岳の魅力に気づき始めた我が家です(笑)

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人気の山だけあって登山道もよく整備されています。崩れやすそうな山肌の至る所に頑丈そうな階段が設置されていて、至れり尽くせり。

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おや、徐々にガスが上がってきたようです。あとひと息だというのに嫌な予感…。

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空を見上げるとまだまだ晴れていますが、振り返るとさっきまで見えていた阿弥陀岳方面は雲に覆われてしまいました。

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結局、赤岳山頂まであと30分… という所で雲に追いつかれてしまいました(涙) しかしたまに雲が晴れるのまだまだ諦め切れません。

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山頂直下、最後にちょっとした岩稜帯です。コースは整備されていますが、手を使う場所もあるのでストックは片付けた方がいいでしょう。

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8時45分、標高2899mの赤岳山頂に到着! 写真は、一瞬上空に覗いてた晴れ間ですが…

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実際はこう(笑) 恐るべし山の天気。それにしても登山道整備CFでゲットしたfinetrackのドラウトフォースがめっちゃ快適。高原の朝にも丁度いいですし、登山中はいい感じで外に汗が抜けてくれ、3000m近い標高でも汗冷えは一切なし。

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しばらく待ってみましたが、雲は増えていく一方みたい。しかし、この日のコース加減が妻にとって丁度良かったらしく、今後何度も来たいそうなので、快晴の赤岳山頂はまた次回のお楽しみに。ところで赤岳頂上山荘って、本当に山頂のすぐ真横にあるんですね。

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そんな赤岳頂上山荘側から見た山頂。徐々に人も増えてきましたが、雲もこの通り…。しばしこちら側でコーヒーを淹れたり、おにぎりを食べて小休止。
文三郎尾根を上がってくるときは、数組程度しか登山客がいなかったのですが、赤岳山頂を過ぎたら一気にツアー登山客が増えました。

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帰りは赤岳天望荘側に下って行きます。斜面はこちら側の方が緩やかですが、足下が崩れやすいので登ってくる登山客とのすれ違いに注意しつつ…

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足下に咲いている高山植物を撮ってみたり…

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「天気が良ければ」の注釈付きだった横岳方面もすっかりガスの中。こちらも次回のお楽しみにして地蔵尾根でサクっと下りることにします。行者小屋までは1時間程です。

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行者ラーメンを食べて昼過ぎには下山

11時前には行者小屋に下りてくることができました。赤岳しか登ってないのもありますが、そのまま下りたら昼過ぎには下山できます。東京からの距離を考えてもとても魅力的。

でも、せっかく来たのですから、名物の行者ラーメン(800円)は味わっておきましょうか。アッサリ系の醤油ラーメンに食べるラー油のアクセントが効いていて美味い!

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ラーメンには水餃子入りです。行者、餃子… 分かりますか?これはダジャレです。(前日は「ギョウジャでギョウザ祭りッ!」なるイベントが開催れていたらしい…)

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結局、北沢に回ることもせず、朝と同じ南沢で真っ直ぐ下山します。途中何度か雨もポツポツと降ってきたりと、早々に切り上げた判断は正しかったようです。

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美濃戸山荘で冷たい沢水を飲んで無事に帰着。ここまで来ると一気に蒸し暑くなり、強い日差しが照りつけて気温も上がる一方(ドラウトフォースの長袖が暑くなって半袖に着替えます)。しかし振り返ると山の上はガスの中、となんとも夏山らしいお天気です。

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赤岳山頂で休憩しながら書き込んだツイートにリプライが付いていたことに、ここまで下りてきて気付きました(行者小屋周辺はモバイル回線はイマイチなのです)。ということで、急遽発生した登山後の楽しいお食事イベントについては次回!?


おまけ:SONY α7で初の山カメラ

さて、この日のカメラは(ここまで貼ってきた写真は)実は登山には初投入だったSONYのα7(レンズは標準ズームのSEL2870)。私にとって初めての山でフルサイズ!?
電池持ちがやや心配だったので、バッテリーグリップを装着しての携行でしたが、電池1本目を使い切らずにショット数は400枚を越えていました。あれ、意外に撮れるぞ?(笑)

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普段使っているOM-D E-M1系に比べると起動やAFがワンテンポ以上遅い、そして“寄れない”こともあって、サクサクと写真を撮りたいトレッキング中のスナップではややストレスもありましたが(妻も「今日のカメラは使いにくい」と…)、撮れた写真については総じて満足でしょうか。世間の評判はそこそこ(?)なキットズームを使っていますが、これだけの描写を見せてくれると「もっといいレンズを使ったなら…」なんて考えてしまいそうで危険です(笑)(SEL1635Zとか私の好きな画角なのでかなり気になる…)

ただし、日頃強力な手ぶれ補正付きのカメラに慣れすぎて、油断すると手ぶれを多発させてしまったのは大いに反省(一応SEL2870はレンズ内手ぶれ補正付き)。α7 II系だともう少し撮りやすいかもしれませんね。α7 II系は起動やAF速度も改善されているのでしたっけ。

携行方法は、薄着になる夏の間は肌に食い込むPeakDesignキャプチャープロはお休みで「b-grip UNO」を使ってます。前回の記事で紹介したウルトラライトDSLRカバーも使っていましたが、どちらかというとスマホやハンカチのポケット用途でした(笑)

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使いやすいのはやはり慣れたOM-Dのシステムですが、本当にカメラを軽量化したい際にはグリップなしのα7とSEL2870という組み合わせも悪くないと感じました。

そうそう、バヨネットタイプのレンズフードは山行中の衝撃などで落下させやすいので、パーマセルテープなどで固定しておくのをお忘れなく(私は価格の安いMt fotoを愛用)。ロック機構のないレンズフードが久々だったのでスッカリ忘れていて、下山中に2度も落としてしまいました。

b-grip UNO 落下防止ストラップ付

b-grip UNO 落下防止ストラップ付

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