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マインドシフトギア アウトバウンドホルスター20でグリップ付きのOM-D E-M1 MarkIIを安心携行

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OM-D E-M1 MarkIIにバッテリーグリップのHLD-9を装着した状態での収納が可能な、トップローディング型のカメラバッグ、マインドシフトギア(MindShiftGEAR)の「アウトバウンドホルスター20」を紹介します。

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E-M1 Mark IIに縦グリップを付けたら手持ちのカメラバッグに入らなくなってしまった…

主に冬山シーズンにOM-D E-M1 Mark IIの電池持ちを安定させるため、バッテリーグリップ(縦グリップ)のHLD-9を使うようになった経緯はこちらの記事で書いた通り。

比較的電池持ちのいいE-M1 Mark IIのBLH-1を2本使うことになるので、氷点下でも1日で電池を使い切るな不安はまずなくなりました。

しかしながら、カメラのボディサイズ(縦幅)が大きくなってしまったことで、普段愛用しているトップローディングのカメラバッグ、パーゴワークス(PaaGo WORKS)のフォーカスには入らなくなってしまいました。

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以前使っていたLoweproのトップローダーズーム50でもかなりギリギリということもあり、もっと余裕のあるカメラバッグが必要だなと、以前から気になっていたMindShiftGEAR(マインドシフトギア)の「アウトバウンドホルスター20」を導入してみました。

マインドシフトギア「アウトバウンドホルスター20」

このアウトバウンドホルスターは以前、発売されていたマルチマウントホルスターのリニューアル版(?)で、基本仕様は変わらないものの色がグリーン系から黒・グレー系に変わった他、本体表面のナイロン素材が若干耐水性のあるものに変更されているようです(ただしバッグ自体は防水ではありません)。

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個人的にグリーンのマルチマウントホルスターは見た目が好みだったのですが、フィールド用途でのタフさが上がってると聞くと、やはり新しい方が欲しくななります…。

サイズは「10/20/30/50」と4サイズある中から20サイズを購入しました。国内代理店の銀一サイトによると、フルサイズの中型機と大三元の広角/標準ズームレンズが入るサイズを想定しているようですが、私の場合はバッテリーグリップ(HLD-9)を装着したE-M1 MarkIIと、M.12-100mmPROレンズが丁度収まるのがこの20サイズでした。

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OutBound Holster 20
外寸:H21.5 × W18.5 × D11.5 cm
内寸:H26.5 × W21 × D16.5 cm

  • 標準一眼レフボディ1台と標準ズームレンズ、または単焦点レンズ2 本
  • 大型ミラーレスボディ1台と標準ズームレンズ1本、または単焦点レンズ2本
  • キヤノン 16-35mm f/2.8 フード付
  • ニコン 16-35mm f/4 フード付
  • キヤノン/ニコン 24-70mm f/2.8 フード逆付
  • キヤノン/ニコン 17-55mm f/2.8 フード逆付

https://www.ginichi.com/shop/products/detail.php?product_id=106961

厳密には縦幅は足りてないのですが、横幅に余裕があるので問題なく収まります。

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取り外しできる中蓋(中仕切り)は外してしまっても良かったのですが、ストラップを適当に押し込んだ際に、長さ調整の金具等から液晶ディスプレイへの傷を防ぐ効果があるかな?と付けたままにしています。

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この手のトップローディングバッグはこれまでもいくつか見て(買って)来ましたが、その中でもこのアウトバウンドホルスターは保護材も厚めでかなり頑丈に作られている印象です。しかしながら重量は500g程度とそれなりに軽量なのは嬉しいです。

余裕のある収納スペースとレインカバー

ポケットは外側の正面にひとつ、二つ折りの財布やスマートフォン程度ならば余裕で入るサイズです。内側は仕切りが入っていて、レインカバーが入っています。

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少しの雨ならば本体のみでも雨を防いでくれそうですが、がっつり降ってきたら素直にレインカバーを使うのが正解でしょう。

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蓋の裏側にはメッシュのポケットがあるので、交換電池やレンズティッシュ、レンズペン、C-PLフィルターなどを入れています。

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カメラを入れるメインスペースにもレンズ周りに余裕があるので、付属の仕切りなどを上手く使うことで、ちょっとした小物などを隙間に入れられたりと全体的に収納量に余裕のある作りです(ミラーレスカメラを入れてることもありますが)。

複数の携行スタイルに対応するバッグ

従来品のマルチマウントホルスターという名前の方がこの製品の特徴を表しているのですが、「マルチマウント」という名前の通り、複数の携行方法(主に5種類)に対応しているのがこのシリーズ(マルチマウント/アウトバウンドホルスター)の特徴です。

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via: https://www.ginichi.com/shop/products/detail.php?product_id=106961

どのようにして、これだけ複数の携行方法を実現しているかというと、このような附属品のベルトを組み合わせて使うことになります。

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他にもマルチマウントホルスター アウトバウンドホルスターの本体側面に隠れているベルトを引き出すことで、マルチなマウントを可能にしているのです。

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それぞれの携行方法と付属ベルト等の使い方は付属の説明書に載っているので、ひとつひとつ説明はしませんが、工夫次第で指定された方法以外の自分なりの携行方法を見つけることも可能でしょう。

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例えば、私ならばザックの正面にぶら下げるならば、カラビナなどを使ってもっと着脱が容易になるように改良すると思います。
ただし、本体サイズが大きめなこと、パーゴワークス フォーカスのように簡単に潰れる素材ではないため、岩場や下りでは正面足下の視界が悪くなりそうなので、正面の携行には注意した方が良さそうです。

ショルダーバッグとザックへの装着で使っています

私の使用方法ですが、まず付属のショルダーストラップを装着して首掛け、斜め掛けのショルダーバッグとしての使い方がひとつ。

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カメラとちょっとした小物を持ち運ぶのに丁度いいアイテムなので、ザック等をデポしての行動や下山後の食事などでも重宝しています。

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付属の写真、何もこのスタイルで懸垂下降しなくても…(笑)

そしてもうひとつがパックパックの上部に装着することで、ザック容量とは関係なくカメラのストレージを追加する携行方法。これはアウトバウンドホルスター購入直後の雪山歩きなどでかなり重宝しました。

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特にカメラを2台携行していると、1台のカメラをしばらく使わない場合などにザック内に片付けてしまうこともあるのですが、突然取り出したくなった際に、いちいちザックを開けるのが面倒なこともあります。しかしこれなら、ザックさえ降ろせばすぐカメラを出し入れが可能です(なんなら同行者にカメラを取り出して貰うことも…)。

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あと、カメラを入れてない状態では、頻繁に脱ぎ着するソフトシェルやフリースを突っ込んでおける、正にストレージボックス的に役立ってしまったのは予想外の活用法でした(逆にアウトバウンドホルスターを装着することで、ザック本体の中身にアクセスしづらくなる弱点もありますが…)。

ただし、ひとつ注意としてこの装着をするとザックの後方に通常よりも18cm近い出っ張りが生まれます。狭い登山道や周囲に余裕のない場所で体を回転させる際は、十分に後方及び周囲スペースを確認しましょう。
また、転倒時の機材故障リスクなどはどんな携行をしていても同じですし、そもそも転倒しないことが重要です。

* *

それにしても、こんなに似た用途のカメラ携行アイテムばかり買ってどうするんだ?と自分でも呆れてしまいますが、なんやかんやでカメラの大きさや撮影対象により適材適所で使い分けているので、これはこれで必要なアイテムなのです。

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