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SUBARU XVで快適に車中泊・仮眠する方法と便利アイテムを検証


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登山へ行く際の長距離移動、そして林道や雪道の走破製の両立を考えて選んだスバルのクロスオーバーSUV「SUBARU XV」。移動性能に関してはほぼ文句ナシの車ですが、以前の車(ダイハツWAKE)に比べて、大きく後退してしまった要素がひとつあります。

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それは車を停めての車内での仮眠の快適さです。連休前にこれは少しでも解決しておく必要がありますよね!?

そもそも車中泊・仮眠には向いてない車

そもそもXVは5ドアハッチバックのインプレッサスポーツをベースにしていることもあり、そこまでシートアレンジに柔軟性のない車。仮眠程度ならともかく、車中泊に向いている車ではありません。

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当然それは承知の上で購入したものですが、実際登山で前乗りや前夜移動をしたり、渋滞を避けてSA等で休憩する際に仮眠を取ることがあります。「車中泊には向いてない車だけど、どれだけ快適な仮眠環境を作れるか?」そんな趣旨で今回は検証を行ってみました。

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ちなみに以前も書きましたが、車で寝るならば後部座席とラゲッジを繋げたフルフラットよりも、前席を倒して後席と繋げるシートアレンジ(メーカーによって「ロングソファーモード」など)が好きです。これができる車は普通車でも意外に少ないのですが、先日発表された新型ジムニー/ジムニーシエラでは実現されていて大変魅力的です。

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via: ジムニーシエラ 収納スペース | スズキ

このシートアレンジは仮眠はもちろんですが、後席に寄り掛かり足を伸ばしてテレビを見たり音楽を聴いたりするのにも最適。高速での休憩はもちろん、「さわやか」の待ち時間でも大変重宝しました(笑)

後部座席を倒したフラット空間でも普通に寝られる?

閑話休題。まずは6対4分割になっているXVの後席を前に倒して、オーソドックスにラゲッジを拡張したケースについてチェックしていきましょう。ぱっと見それなりのフルフラット空間が作れるのがこのシートアレンジです。

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我が家のXVはディーラーオプションの「カーゴトレーマット」を装着しているので、ノーマルの絨毯張りのラゲッジとは少し雰囲気が違うと思います。
カーゴトレーマットの影響で床面が少々凸凹しているので、テント泊で使っているサーマレストのクローズドセルマットを敷いてみました。

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また、XVのラゲッジをフラットにすると、後席の付け根部分とラゲッジに段差が発生してしまうのですが(座席側が高い)、これはホームセンターに売ってる銀マットなどを適当にカットして埋めてあげればほぼ気にならないレベルになります。

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そもそもサーマレストのマットがそこそこに優秀ですし、多少の段差があってもあまり気にならないのは、山のテント泊でもっと悪い地面で鍛えられているからかも?(笑)

これでも気になる人はキャンプ用、車中泊用として売られているインフレータブルマット(空気で膨らませるエアマット)を使うといいでしょう。その場合も段差を埋めてあげることはお忘れなく。

キャプテンスタッグ キャンプ用 エアーマット インフレーティング カーキ UB-3005

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充分に寝られるものの、あくまで最終手段…?

問題は後席+ラゲッジの室内長の長さで、しっかり床面が確保された部分で140cm程度と大人が真っ直ぐ寝るには厳しいこと。身長190cmまで対応するシュラフ(寝袋)が収まりきっていません

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注:写真では手前側に頭が来ていますが、実際に寝る際は前席側を頭にした方が微妙に頭が高くなるので快適です

前席との間にできる隙間をザック等で埋める方法もありますが、この程度ならば体を少し曲げれば充分に睡眠は可能。特に我が家の場合、私も妻もそれほど体が大きい訳ではないので(171cmと163cm)、条件の悪いテント場よりは快適に眠れるでしょう。

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ちなみに大人1人ならば斜めに寝れば170cm程度は確保できるので(前席との隙間を埋めれば190cmまでの空間)、周りに荷物を置いて余裕で寝られるでしょう。

ということで、もしガチの車中泊をするならばこのシートアレンジで行けてしまうのですが、元々ラゲッジに積んでいる荷物やザックなどを移動させるなど、寝床を確保するために少々面倒臭い準備が発生してしまいます。ちょっとした仮眠を取るためにいちいちこの作業はしたくないかもしれません(笑)

我が家に於いては「可能だけどあくまで最終手段」というのが、このラゲッジ+後席でのフルフラット仮眠スタイルです。

前席を倒すだけで寝られるか?

となると残る選択肢は前席を最大限リクライニングする方法。XVは前席を前方に目一杯スライドさせてからリクライニングさせても、背もたれが後席の座面の上に乗ってしまいフラットな空間を作ることができません。

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後席に座ってロングソファー的にくつろぐならこれもアリかもしれませんが(?)、前席で寝るならばもう少し工夫をした方が良さそうです。

スペースクッションで足下を埋めよう

そこで登場するのがこんなアイテム。本来の用途は後部座席の足下に置いてフラットな空間を作るためのクッションで、「スペースクッション」などの名前で売られています。

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実際に後部座席に差し込むとこんな感じ。ロングドライブなどで子供が足を伸ばすのに使ったりするものなのだとか… 私は最近までこの存在を知りませんでした。

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このスペースクッションを運転席や助手席の足下に詰めることで、シート座面を延長した状態となり足先を伸ばして寝ることができます。

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浮き輪のようなビニール素材に空気を入れただけのクッションなので、ややボヨンボヨンしていますが、足先を乗せるだけなら何も問題ありませんし、上にマットを敷いてしまえば、このようなフラット空間(と言っていいのか?)が出現します。

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運転席側はステアリングが少々邪魔ですが(足でクラクションを鳴らさないように注意)、やはり同じようにシートの座面を延長できます。

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SUBARU XVのシートは体を包み込むタイプの形状なので、少しでもカーブを埋めてくれるようにマットを敷くことで体も動かしやすくなります。さらにシュラフを敷けば快適度は向上しますし、氷点下でエンジンを切る必要のある冬場の仮眠にはどちらも欠かせないアイテムです。

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足下がフラットになったことで、足を落として寝る場合よりも寝返り等の動きが楽になるので、仮眠による疲労も相当軽減されるように感じます。

実際この状態での仮眠は何度か経験していますが、快適とは言わないものの仮眠程度ならば充分行けます。というか疲れて仮眠した際には3時間以上爆睡していたことも…

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移動時の深夜仮眠、高速SAなどでの仮眠はこのスタイルで対応することになります。

以下が、SUBARU XVで使う仮眠アイテム。シュラフは登山で使うようなダウン製でなくていいので、化繊の安物を買って車に積んでおくと何かと捗ります(ただし嵩張る)。マットは用途に合わせて必要な厚さのものを選びましょう。空気を入れるのが面倒でなければ、インフレータブルタイプは使わない際に小さくなります。

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スペースクッションを膨らますのが結構たいへん

ちなみにスペースクッションは空気を入れて膨らますのですが、これが結構大変。自転車の空気入れを使っても5分以上はかかりますし、口で膨らますなんて無謀です。

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現場で膨らませるのも現実的でないので、ほぼ膨らませた状態のクッションを車の中に積んでおく訳ですが、こいつらが使わないときは大変に邪魔なのです(笑)

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空気は弛めに入れておけば山岳エリアではパンパンになります(笑)

ラゲッジに入れておくと他の荷物が入らなくなってしまうので、本来の場所である後席の足下に差し込んでいたりしますが、人や荷物を載せる際にいちいち邪魔になるので、いつ畳んでもまた膨らませられるようシガーソケット電源で駆動するエアーコンプレッサー(空気入れ)か足踏み式のものでも車に積んでおきましょうかね。

SUBARU XVに丁度いいスペースクッションのサイズは?

本記事で紹介したスペースクッションですが、実は2種類のサイズを買って検証しました。

下の写真右が「軽自動車用(Sサイズ)」で、左が「普通車用(Mサイズ)」。軽自動車用といってもハイトワゴン対応(普通車の後席よりも足下は広い)サイズなので単純にS<Mサイズという訳ではありません。

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左が「普通車用(Mサイズ)」で右が「軽自動車用(Sサイズ)」

助手席&運転席の足下スペースを実測し、近い数値として先に買ったのが「軽自動車用(Sサイズ)」だったのですが、運転席側に差し込むのが少々キツかったこともあり、2個目はMサイズを購入しました(1個ずつ買うこともできますし、2個セットでも売っています)。

どちらの方がXV向き… とは言いづらいのですが、助手席側は「軽自動車用(Sサイズ)」、運転席側は「普通車用(Mサイズ)」の方がスムーズに突っ込むことができます。

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助手席に軽自動車用、運転席に普通車用クッションを入れた状態

とりあえずこのスペースクッションがあれば、連休中に渋滞を避けてSAでの仮眠が捗りますね。皆さまもいい連休とドライブを!

* *

追記:車中泊記事ではお馴染み(?)のサンシェードや目隠し、蚊帳などのアイテムに触れてないのは、我が家の仮眠は夜間、早朝の山岳エリアが基本なので夏でもたい涼しい(むしろ寒い)のです(笑)
そして高速PA/SAの仮眠ならば、暑ければアイドリング状態も可能ですし、夜間なら目隠しの類いもあまり必要にならないのです。

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