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アウトドア好きがCP+ 2016で気になったカメラ&アクセサリたち

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先週末2/25(木)から2/28(日)にかけてパシフィコ横浜で行われた、国内最大級のカメラと写真の展示会「CP+ 2016」。初日の午後から行ってきたことは前回の記事で書きましたが、今回はそのCP+ 2016本編のレポート的なものになります。

午後からの会場入りでしたが、そこそこ時間はあったので都合会場を2周半ぐらいはしたでしょうか?(かなり疲れましたw) あまり熱心に各ブースをチェックした訳ではありませんが、個人的に気になったメーカーの製品などを紹介していこうと思います。

一応前提として、普段はオリンパスのマイクロフォーサーズ機を中心に使用。主な撮影対象は旅行やアウトドアシーン(登山、釣り)でのスナップが中心といった私が、興味を惹かれたアイテム中心のセレクトです。

オリンパス

まずは入場口すぐの所にブースががあるオリンパス。今年は同社のカメラ事業80周年にあたるのですね。
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普段私が利用しているカメラの大半(OM-D、PEN Lite、STYLUS TG-4、OLYMPUS AIRなど)がオリンパス製品ということで、やはり気になるブースです。
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しかしながら、オリンパス製品は基本ほぼ触っていますし、新製品のPEN-FやM.ZD 300mm PROなども新宿のオリンパスプラザでチェック済み(しかも翌日に無料点検でプラザに行く予定がアリ)ということで、新製品関係はほぼスルーです。

東京近郊に住んでいると、主要メーカーのショールームが近くにあったりするので、本体をわざわざCP+で並んでまで触る必要はなかったりします。その分、普段直接触れないアクセサリ系や業務機機をジックリ見る機会でもあるのですよね。

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最近、改めて色々と使い方を模索している「OLYMPUS AIR」。アクセサリがいくつか展示されていましたが、具体的な商品という訳でなく「OPC Hack & Make Project」による参考展示といった感じで、どれも一般ユーザーが気軽に入手できるものでないのがやや残念。ハッキリ言ってしまうと、あまりメーカーの方の熱意も感じられませんでした。
オリンパス OPC Hack & Make Project
この「AIR SELFIE」とか結構面白いと思ったんですけどね。
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Android WearでAIRのモニター&操作ができる「OPC CAMERA」の動作を見たかったのですが、「朝から調子悪くて繋がりません…」とのこと。おいおい(苦笑)
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カシオ計算機

アウトドア色強めの展示をしていたのがお隣のカシオブースです。
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分離型カメラの新製品「EX-FR100」をかなり猛プッシュしていました。16mm相当F2.8の超広角レンズとなり、 動画対応の手ぶれ補正も搭載したことで、アクションカム的な性能を高めているようです。
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個人的に気になっているアウトドア用スマートウォッチ「WSD-F10」との連携なども考えられているらしく、EX-FR100のモニター代わりとしてWSD-F10を利用したデモをメーカーの方に見せて貰いました。
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さっき、OLYMPUS AIRで見られなかったやつだ…(笑) いっそAIRと連携してくれたらいいのに、なんてね(Android Wearなので行けると思いますけども)。
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WSD-F10の二層液晶によるモノクロ時計表示、結構時計っぽい(変な言い方ですが)ですね。スマートウォッチとして使用しない場合、この時計表示にしておくことで長期間バッテリーが持つそうです。
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WSD-F10は色々と触ってみたかったのですが、デモモードっぽい定型の画面しか見られず、各アプリなどの使い心地はまだ分かりません。

パナソニック

お次はフォーサーズ陣営二強のもう一方であるパナソニック。近日発売予定の超望遠ズーム「LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm」を中心に見てきました。
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実際に試写体験もしましたが、ボディ側と連動する手ぶれ補正「Dual I.S.」対応ボディでない場合の、レンズのみでの手ぶれ補正もなかなか強力。条件次第では手持ちで800mm相当の撮影も行けるな、といった具合です。
同時期発売のライバルである(?)、オリンパスのM.ZD 300mm PROは価格的にも、単焦点600mm相当という画角的にもかなり使う人を選びそうなレンズですが、ズームレンズの方が使用シーンは幅広くなりますし、価格面でも(多少は)現実的です。
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400mm側ではご覧の通り、結構ニョキニョキと伸びます。
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レンズの向こうに小さく見える、緑と赤がモデルさんなのですが、この距離からバストアップの写真を撮ることができます(データーはまだお持ち帰りNGでした)。

せっかくのレンズ内蔵手ぶれ補正ですが、オリンパスボディと組み合わせた場合、ボディ側かレンズ側のどちらかのみになってしまうのはやや残念かな。「Dual I.S.」と「5軸シンクロ手ぶれ補正」に互換性を持たせるのは色々と難しいのでしょうけど、フォーサーズ陣営の両輪同士が手ぶれ補正でタッグを組めたら、フォーマットとしての大きな強みにもなりそうです。
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あと、個人的に注目していたはずの「LUMIX G VARIO 12-60mm」をチェックしてくるのを完全に失念していたのは大失態。パナソニックはカメラのショールームも近くにありませんし… 発売まで我慢することになりそうです。

リコーイメージング

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待望のKマウントフルサイズ機「K-1」が大人気だったRICOHブース。一応、Kマウントユーザーの端くれである私ですが、タッチ&トライ「約60分待ち」の案内を見てアッサリ諦めました(笑)
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夕方頃には結構空いてきてましたが、既に疲れ切っていたので今回はスルーです。

私も使っているカメラホルスターb-gripとペンタックスのコラボ製品が参考出品されていました。こちらは「b-grip EVO CAMERA BELT HOLDER PENTAX Special Edition」。
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そしてバックパックホルスタータイプの「b-grip TRAVEL KIT PENTAX Special Edition」。
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どちらもb-gripの既発製品ですが、PENTAXロゴが入っていたり、カラーもグリーン基調となっています。写真のK-3よりも、K-S2のフォレストグリーンなどを組み合わせたら格好良さそうです。 

b-grip EVO カメラベルトホルダー

b-grip EVO カメラベルトホルダー

シグマ

CP+開幕直前に発表され「変態、変態」の声がネットを駆け巡った(?)「sd Quattro」。一眼レフ用のSAマウントレンズに対応したミラーレスカメラ。PENTAXでも似たようなコンセプトのカメラがありましたよね、K-01って(笑)

センサーはもちろんFoveon X3を採用し、ミラーレスでのAFの為に像面位相差のAFセンサーが埋め込まれているそうです。
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実際に手に持ってみた感触としては「デカい、ズッシリ」なのですが、シグマ的には別に軽量のミラーレスカメラを狙って作った製品ではないようです。

正直、DPシリーズ含めて現行のシグマボディを殆ど使ったことがないので、操作性についてはなんともコメントできません。AFはスムーズですが動作のタイムラグが普段使ってるカメラに比べてのんびりしてるなーと。
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MFTユーザー的にはミラーレス用新レンズの「30mm F1.4 DC DN | Contemporary」の方が気になるアイテムでしょうか。ARTのDN F2.8シリーズに比べるとひと周り以上大きくなってますが、F1.4という明るさは何にも代え難いものがあります。19mm、60mmの予定の有無については特に教えてくれませんでした(笑)
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興和光学

新製品ではありませんが、前々から気になってる「KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT」です。M.ZD 7-14mm PROを手に入れても圧倒的に使うのは広角端なこともあって、コンパクトなこの超広角レンズにはまだまだ惹かれているのです。
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マニュアルフォーカスもしやすいですし、前玉にフィルターの取付が可能というのもナイス。金属ボディの質感も高級感があってカッコイイです。
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カラーバリエーションでグリーンがあるのもいいですよね。同社の双眼鏡を彷彿とさせます。

EIZO

写真をやる以上、ちゃんとハードウェアキャリブレーションのできるディスプレイが欲しいなと、同社のCXシリーズを昨年あたりから迷っております。発売されたばかりの新製品「ColorEdge CG2420/CS2420」はデザインも既存製品に比べてスッキリして非常によさげでした。
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CG2420はキャリブレーションセンサーを本体の上部フレームに内蔵し、定期的なキャリブレーションの再調整が必要ない(らしい)というハイテクモニターです。欲しいなぁ… お高いんですけどね…。

エプソン

トレッキング用のGPSウォッチ「WristableGPS for Trek」を見てきました。
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CP+ということで、写真撮影と絡めた使用法を色々と解説して貰いましたが(撮影箇所をGPSでマーキングするなど)、むしろ普通にトレッキング用GPSウォッチとして興味のある製品です。
スマートフォン(スマートウォッチ)のような地図表示ができる訳ではありませんが、日本100名山のメジャールートなどはほぼ網羅してるというナビゲーション機能など、行動中のルート/高度確認などにも最適なアイテムだと思われます。
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GPSウォッチはSUUNTOなども使ったことがあるのですが、結構ゴツいのですよね。こちらは本体もかなりコンパクトでスッキリしたデザインで非常に私好みです。
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この日、各メーカーのブースで大勢の人を集めていた鉄道写真家の中井精也さん、エプソンブースでもセミナーを行っていました。カメラハードだけじゃないんですね!
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ニコン

実は、ニコンとキャノンのブースはあまりちゃんと見ておりません。普段使ってないメーカーというのもありますが、ブースの混雑ぶりを見てしまうとちょっと…。

1インチセンサーのコンデジDLは触ってみたかったですが、結構人気だったため諦めました。新宿のニコンプラザに行けば触れそうですし、そのうち店頭にも並ぶと思ったので。それにしてもNikon 1はどうなるのでしょう?
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ニコンでも大人気だった中井精也さん。話慣れしていて面白いというのもありますが、やはり撮る写真に説得力があるのですよね。
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作例を出すたびに来場者から「おおお」と声が上がっていたのが印象的でした。
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確かこの後、ソニーのブースでもセミナーを行っていました。本当に各メーカーに引っ張りだこですが、事前の準備などを考えるとご本人のバイタリティが凄いですね。

銀一(GIN-ICHI)

国内メーカーから海外製品まで幅広くカメラ、アクセサリを取り扱う銀一。

miggoのこのリボン型ミニ三脚。ゴリラポッドのようにフリーアングルで使え、さらに小型一眼レフの重量にも対応するという気になる製品。使わないときは、本体に巻き付けて収納するのだそうです(笑)
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このカメララップになるストラップも同じmiggoの製品。楽しいですよね。
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友人が「Mind Shift GEAR」(アウトドア向けカメラザックを中心としたギアブランド)のアンバサダーをやっていたので、色々と紹介して貰いました。この「Rotation 180」というラインは、バックパックを背負った状態のまま、サイドからサブバッグを引きだして体の前面に回してこれられる仕様のザック。
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私の場合、行動中に写真を撮ることが多いので、背負った状態からカメラにアクセスができるザックは非常に気になります。
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【国内正規品】MindShiftGEAR マインドシフトギア ローテーション180パノラマ  ブラック 012208

【国内正規品】MindShiftGEAR マインドシフトギア ローテーション180パノラマ ブラック 012208

また、こちらの「バックライト」というラインはバックパネルがそのまま開きます。ウエストベルトを装着した状態で、体の前面にザックを回すことで、このように全ての機材にアクセス可能なのだとか。ニコンのフルサイズ一眼と大型の望遠単焦点レンズを持って、野生動物を追いかけている友人に取って手放せないザックだそうです。
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カメラアクセサリではありませんが、Foxfireの防虫素材「SCORON(スコーロン)」。各所でその評判を聞きますが、実際かなりの効果があるのだとか。洗濯しても効果がほぼ落ちないようですし、アームカバーとか買ってみようかしら。
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その他、試してみて面白かったのが「パワームーブコルセット」というアウトドア用のコルセット。装着した瞬間、背筋が伸びるような(骨盤を起こすのだとか)サポートが得られ、それでいてバックパックとの干渉も最小限に抑えられている製品だそうです。幸いなことに今の所、私は腰を痛めてないので特に必要ありませんが、腰の弱い方は一度試してみる価値があるかも?

Fox Fire(フォックスファイヤー) パワームーブコルセット   L

Fox Fire(フォックスファイヤー) パワームーブコルセット L

アスカネット

先日、スイス旅行のフォトブックを作らせて貰ったMYBOOKのアスカネット。
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新商品の「MYBOOK LIFE」という、スマホからも作れるコンパクトなフォトブックサービスを推していました。私も近々作ってみる予定です。
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ケンコー・トキナ/スリック

レンズ、フィルター、アクセサリ類と取り扱い商品の多いケンコー・トキナで気になったのは、ガラス表面が撥水加工された「PRO1D LOTUS」。これまでPRO1Dを主に使ってきて、最近はマルミの撥水フィルターも使っていましたが、いい感じのライバル製品が出てくれました。早速1枚買って試してみたいところです
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ミラーレス用のマウントアダプターも色々と出るようですが、基本的にオールドレンズ遊びはしないしなぁ…(というかハマらないようにしたい)。
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スマートフォン用のレンズアダプターとグリップが一体になった「BEASTGRIP PRO」というシステム。これってもはやスマホでなくてもいいのでは?なんて思いましたが、スタッフの方の説明によるとスマホで撮影することで、撮影対象に威圧感を与えないのだとか… いやいやいや(笑)
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このシステムを使ってiPhone 6で撮られた4K動画を見ましたが、確かにスマホ撮影とは思えないクオリティでした。

マンフロット

GIZZOの新型「Traveler」。カッコイイですよね、GIZZO。あまり三脚を多様しない私には、同社の価格はちょっと手が出ませんけども…。
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「National Geographic」のカメラバッグ、デザインも可愛くていい感じでした。ただし、フィールドで使えるバッグというよりは、あくまで街用って感じですけども。
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私に手の届きそうなトラベル三脚といったらこちらかな。リニューアルされたマンフロットの「befree」シリーズ。色もカラフルで楽しいですし、ミラーレスカメラでの撮影なら耐荷重も十分そうです。
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バンガード

さて、マンフロットbefreeのライバルっぽい(?)三脚で、かなり良さげなのがありました。こちらはバンガードの「VEO」。耐荷重などはbefreeよりも余裕がありますし、本体重量も1kg台前半とそこそこに軽量。ラインナップはbefree同様にアルミとカーボンがあります。
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今月いっぱいカメラバッグがプレゼントされるキャンペーンなどもあるらしく、かなり惹かれてしまいました。

このような思わぬ製品との出会いがあるのも、展示会の面白いところですね。

アワガミファクトリー

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友人に勧められて見てきた紙の展示。和紙を用いたインクジェット用の写真用紙です。通常のフォト用紙とかかなり質感の違う印刷結果で、なかには「これって絵画かな?」と勘違いしてしまいそうな仕上がりになるものも。
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これまで写真をプリントする機会はなかったのですが、紙ひとつ取っても写真表現の手段のひとつと分かると、また面白いものです。

サンディスク

旅先でのバックアップに最適な、SSDのポータブルストレージ。ゴム製のバンパーで耐久力を高めた「エクストリーム500」に、新製品として防塵防滴の「エクストリーム510」が加わりました。欲しいなぁ…。
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エクストリーム500と510の見た目は殆ど変わりありません。
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DJI JAPAN

ラストはドローンPhantomでお馴染みのDJI。実際にブース内でドローンを飛ばすデモなどを行っておりました。よく分かりませんが悪魔合体のような凄いドローンがあったので写真だけ撮ってきました。なにこれアッザム?
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以上、当日撮ってきた写真を見ながら、印象的なものを駆け足で選んでみたのですが、思ってたより長くなってしまいました…。他にも見所はあったはずなのですが、人の多さに早々に息切れしてしまいました(笑) 平日だというのに予想外に来場者が多かったです。

結局、本体系の行列には殆ど並ばなかったのですが、こちらはまた発売が近くなったらショールームや店頭などでお触りしてこようと思ってます。